JYJファン暴行報道に「刑事責任無い」、民事訴訟へ

人気グループ「JYJ」がサセンファン(芸能人の私生活を追いかけるファン)を暴行したと報道したメディア「dispatch」に刑事的責任が無いことが、韓国の某メディアの報道でわかった。

今年3月、JYJの所属事務所のC-jesエンターテインメントは「dispatch」を名誉毀損で刑事告訴した。しかし、検察の調査結果、「dispatch」は刑事的責任が無いことが判明、ソウル中央地方検察庁の刑事部は7月9日、今回の事件を「公訴権無し」に処理した。これは起訴できない事件であり、同メディアには刑事的責任が無いことを意味する。
 
Dispatchは既に警察調査を受けており、警察は「嫌疑無し」としていた。4月にこの報道について江南警察署で調査を受けた記者4人は、録音ファイルの入手過程と報道背景を説明し、音声ファイルの原本を提出した。また、実際に暴行された被害者が参考人として出席、2009年にキム・ジェジュンから暴行を受けた過程やJYJとほかのファンの間で起きた暴行及び暴言について詳しく述べたという。
 
C-jesエンターテインメントは検察調査が行われる途中にDispatchに合意を提案していたこともわかった。担当弁護士を通じて要求事項を伝え、関連記事及び音声ファイルの削除を要請したものの、Dispatchが拒絶、合意に至らなかった。
 
Dispatchのニュースチームの関係者は、「暴行関連報道に問題はないと思う。暴行は事実で、証拠と証人がいる。どんな場合も暴力は正当化できない。この理由でC-jesが要求した記事削除など要求事項を受け入れることができなかった」と述べた。
 
一方JYJは1日、この件について再び民事訴訟を提起した。刑事的に責任が問えない状況に直面、民事訴訟に転換したと見られる。実際C-jesエンターテインメントの弁護士は「訴訟の特性から判断し、民事訴訟が適合すると考え、損害賠償請求訴訟を提起した」と述べた。
 
▲イメージ出所:C-JeSエンターテインメント(www.c-jes.com